レモンスライムのきもち

心を言葉に正しく変換する能力がほしいですね。

動物を可愛がっていますか?

以前書いた通り、私は結婚したかった彼女と約1年半付き合って別れた後、別れた苦しさもあって3か月くらいで新しい彼女を作りました。その新しい彼女は動物好きだったので、「動物好きな彼女」と呼ぶことにします。

 

動物好きな彼女とは3年近く付き合いました。結婚したかった彼女との未来は消えたので、動物好きな彼女と結婚するんだろうなと思っていましたが、最終的には別れることになってしまいました。その別れもけっこうダメージがあり、それ以来は結婚を期待しない自分になった気がします。

 

動物好きな彼女と付き合った理由は自分勝手なものでしたが、付き合っていた時はやはり楽しかったし、様々なよい影響を受けました。その最たるものはやはり、「動物好きな気持ちが強まった」ことです。

 

 

私はもともと動物好きで、家では金魚、鳥、リス、犬などのペットを飼った経験がありましたし、動物園に1日いられる人です。かなり動物好きな方だよなあと自分自身も感じていました。ですが、その慢心は動物好きの彼女によって砕かれました。砕いてもらえました。

 

動物好きな彼女なので当然、デートでは一緒に動物園に行くことがありました。

動物園ではふれあいコーナー的なものがあったりするので、そこに行ってヤギやら羊やらを愛でたりします。私は動物と触れ合うことも好きなので、ヤギや羊をなでなでして可愛がりました。

ところが、動物好きの彼女はヤギや羊をガリガリと可愛がりました。私はなでなでするのに、彼女はガリガリします。

後で知ったのは、4つ足のでかい動物たちは人間のように手が使えずかゆいところに足が届かないため、何かにこすりつけたりしてかゆみを解消しているということでした。彼女は、動物たちが自分でかくのに難儀する耳の後ろとかをガリガリしていたのです。動物たちはとても嬉しそうでした。

 

私は、自分が可愛がりたいように可愛がっているだけで「自分は動物好きだ」と自惚れていましたが、本当に動物が好きな人は動物が嬉しがるように可愛がるんだなということを理解し、その後は自分もガリガリ可愛がるようになりました。

 

このことって、人間相手にも通じることだと感じます。たとえどんなにわかりやすい説明でも、またはどんなに素晴らしい話をしても、相手に届くかどうかは別問題です。相手が受け取れる表現で、受け取れそうな分量で伝えることが肝要です。

この視点がないと、わかってもらえないのを相手のせいにするマインドを持ってしまう可能性が高まるので注意が必要です。

 

「動物を可愛がっていますか?」

という問いに対し、「可愛がっています!」と自信満々に言っちゃう自分ではなく、「(動物に聞けないからわからないけど)たぶん、可愛がっています」くらいの自信が持てる自分でありたいものですね。